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163 わたしって離島に住んでいるな、って感じるとき When I feel living on an island

こんにちは。答志島のいがちゃんこと五十嵐ちひろです。気がつけば、わたしの島暮らし歴も丸4年を超えました。目の前に広がる海、近所の人たちとの会話、停電、小さな生き物たち(虫)、朝のサイレン、年中行事・・・。全てが新鮮でいちいち刺激を受けていたのに、何もかもが当たり前になってしまいました。

 

先週海女漁の口開け(解禁)に向けて、海女道具を運ぶおばさんたちに会って、ちょっとワクワクしたけどその日は朝から出かける用事があったので、全然海女さんたちの姿を見かけず、もしかしたら中止になったのかも知れないけど、それも知らぬままで平気でいます。

磯めがね、ウェイト、耳栓、かぎのみなど
海女漁の道具

人口約1900人の小さな離島という特殊な環境に住んでいても、いずれは人間それが当たり前になるんですよね。それでもやっぱり、特殊な環境に住んでいるんだな、と実感するタイミングというのはあるもの。

定期船に乗り遅れそうなとき

こういうときはもう、本当に走るしか無いんだけど、次の便が1時間後、2時間後とかになってくるわけだから必死ですよね。あとは、出かける直前になって本土の車のキーが見つからないときの絶望はすごいですよ。一度キーを忘れて出かけて、近所の人に電話して見つけて次の船に乗せて送ってもらったことがあるのでなおさらね。ちなみにそのときは、鳥羽のメインの佐田浜港ではなく中ノ郷桟橋近くの駐車場に来てから気がついたのですが、中ノ郷へ荷物は送れないと知って佐田浜までダッシュしました。いやー、「わたし離島に住んでいるなー!」ってビンビン感じましたね。

第二十五鳥羽丸

あとは逆に本土から島に帰るときも、定期船の時間が微妙なときが結構あります。15:20の船にギリギリ間に合わないけど、その次の16:45まではかなり待つんだよなー、ってときとか。車で直接家の前まで行ける本土に住んでいたら、こんなことは気にすることはないですよね。 

 

定期船にまつわる話⇒定期船には逆らえない

初対面の人に自己紹介するとき

どこに住んでいるか、という話になると「えー!離島ですか!!」と驚かれるので、やっぱり驚かれるような地域に住んでいるんだな、としみじみ感じますね。更に「答志島で五十嵐って苗字あるんだ?」とも言われます。そうすると、「移住者なんです」とも言うことになるので、同時に移住したんだな、とも感じます。

無性にマックのダブルチーズバーガーが食べたくなったとき

550円のダブルチーズバーガーバリューランチを食べるためだけに、往復の定期船代1100円と移動時間2時間かけますか?という話。それはスタバのキャラメルフラペチーノでもそうだし、コンビニ限定のアイスやスイーツでも同じこと。

 

特定のお菓子やおかず関係でも、その辺のスーパーで当たり前に売っているものが近所の商店では見つからなかったりする。あの青いパッケージのポップコーンとか、ときどき食べたくなるけど、この間は見つけられませんでした。多分売っているときと売っていないときがあるんです。お菓子系は定番商品もあるけど、お店の人の裁量で結構入れ替わっていくので。

 

似たような例でいくと、ウスターソースがなくなってもブルドッグは買えないのでカゴメやコーミソースでがまんすることになります。ちなみにブルドッグは本土のスーパーでも売っている店と売っていない店があるので、これは離島に限った話じゃないですけど、売り場スペースが小さい商店しかないから絶対に売られない商品があるという点では島に住んでいる、って強く感じることなんですよ。ブルドッグのソースを知らない?東京へ出て「つけてみそかけてみそ」が売っていなくて泣くことを想像してみてください。

午後になってからAmazonの注文をしたとき

午前中にすれば明日配送にできたのに・・・!!人に話すと、逆に午前中に頼みさえすれば次の日に届くことに驚かれることが多いですけどね。ゆうパックやヤマトで荷物をこちらに送ってもらう場合は、午後の発送でも次の日に着きますよ。こちらから送る場合もしかりです。

井戸端会議が盛り上がったとき

お盆のやぐらとその周りで踊る人たち
これはいつぞやの和具の盆。今年も中止かな・・・。

ネガティブな例ばっかりあげていたので、最後はいい話を。定期船の中とか、商店でとか、その辺の道端でも、誰かと会って話が盛り上がると、離島に住んでいるな、というより「答志島に住んでいるな」と感じます。どこだって、別に黙っていることはできるんですよ。普段はスマホ見ながら定期船に乗るし、商店ではあいさつだけして目的のものを買って帰ればいいし、道端でおばあさんに声をかけられても「はーい」とだけ返事しておけばいいんだけど、わたしはやっぱりそこでちょっと話をするのが楽しいし、それができるのが答志島のいいところだなあ、って思っています。