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008 定期船には逆らえない The liner is a commander

本日は所要で島外へ出かけたのですが、

早い時間に出かけたので(AM6:00)面白い風景が見られました。

 

霧の立ち込めた海。手前の船はくっきり見えるのに、対岸の鳥羽がほとんど見えません。

和具港から臨む海です。

霧が立ち込めているのがわかりますか?

普段だったら鳥羽の町が見えるはずなのですが、海面が真っ白です。

 

こんな時間に外を歩くことはあまりないので、初めて見る風景でした。

 

この後、朝いちばんの定期船で出かけるために桃取港へ向かったのですが・・・

濃霧。すぐそばの堤防がぼんやりとしか見えない。

濃霧で、定期船が運転見合わせ。

真っ白!!!

 

今の時期は、海水の温度がまだ低く、その一方晴れると気温はあがるので、

海上に霧が発生しやすいらしいです。

雨や波よりも霧の方が厄介だ、なんていう人も。

 

わたしはこのときこんなことを考えていました。

島のヒエラルキー。上から自然、定期船、人類。

人が自然に逆らえないのは当然としても、島で生活していると、

このヒエラルキーに定期船が割り込んでくるよな、って。

 

結局6:48発の始発は欠航となったのですが、次の7:20発が5分遅れで航行したため、

どうにか出かけることはできました。

 

ちょっと前から美容院に行きたいなー、と思っているのですが、

こんな具合に船が出たり出なかったりすると、

なかなか予約する気にならないんですよね。

好きでボサボサの髪でいるわけじゃないんですよ。

 

定期船の運行状況に振り回されるのは、島暮らしならではだな、と感じます。

霧で水平線がぼやけた海上。空もなんだか神秘的な色をしていて感激するほど美しかった。

でもおかげでこんなに美しい景色を見ることができました。