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004 3つの集落 Three villages

答志島には、答志(とうし)、和具(わぐ)、桃取(ももとり)の3つの集落があります。

答志島地図

和具 Wagu

わたしが住んでいるのは、真ん中の和具です。冬はわかめ養殖、それ以外の時期はサワラ釣りの2本柱が基幹産業です。 追記:和具浦(わぐうら)と呼ぶこともあります。2018.05.15

港でわかめを煮る風景
わかめを海水で煮ているところ。奥に見えているのもすべてわかめ業者で、釜の前ではわかめを部位ごとに切り分ける人たちの姿が見えます。

人はみんなおおらかで、なんとなく、わたしのような移住者に対しても抵抗が無いように感じます。早くから町内、島内での婚姻だけでなく、他所からのお嫁さんを迎えていた背景が関係しているのかも知れません。

答志 Toushi

一番奥にある答志は、島の中で一番人口が多く、活気もあります。ちりめん加工と海苔養殖の業者が数多くありますが、それ以外にエビ引きやタコ壺、はえ縄などの漁業も行われます。

ちりめんの天日干し
ちりめんの天日干し。以前はしらすと呼んでいましたが、島の人はみんな「ちりめん」と呼ぶので、それに倣います。

答志の漁場は非常に豊かで、水揚げの種類も数も豊富です。そのためなのか、答志の人はお金の使い方が派手だ、という話も聞きます。

 

寝屋子制度が残っているのも、この答志地区のみです。

答志の競りの風景
答志の市場。生け簀に入った魚の競りが行われています。早くて何も聞き取れません。

桃取 Momotori

鳥羽から一番近いのが桃取。牡蠣の養殖が盛んで、ブランド牡蠣「桃こまち」があります。ここは昔から半農半漁の生活をしているため、島で唯一農協があります。答志や和具と比べて、家の敷地が平均的に広く、農村のような風景も見られます。

海と船、畑、瓦屋根の民家
海と船、畑、瓦屋根の民家、桃取には独特の文化がありそうです。

農家色が出るためか、仕事が非常に丁寧で、県道の合同清掃の後には、桃取の割り当て範囲は一目でわかるほどにきれいになっています。(答志、和具の仕事はどうも大雑把になりがちです)

県道清掃の後の道。手前の桃取の清掃エリアは白線が見えるまできれいに掃かれているが、答志の人が清掃した後は少し大雑把な仕上がりになっているため、区切れ目がくっきりとわかる。
県道清掃の後。手前:桃取の仕事、奥:答志の仕事、笑っちゃうけど本当の話、一目で境目が分かります。

島の人たちが言うには言葉もそれぞれ違い、特に答志、和具の人たちには桃取弁が通じないとか。関東から来たわたしには、答志弁も桃取弁も一般的な三重弁もまだまだわからないので、ここら辺はもう少し慣れてきてから紹介できたら、と思います。

 

答志島にお越しの際は、ぜひすべての集落を回って、その違いを感じてみてください。

 

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