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012 第一回答志弁講座 Lesson of Toshi dialect vol.1

こんにちは。未だに、人の会話を聞いていると「何言っているかわかるか?」と確認される、移住3ヶ月目の五十嵐ちひろです。たった3ヶ月とは言え、わたしが主にコミュニケーションをとっているのは、いつも道や納屋で遊んでいるおじいさんやおばあさん。いっちばん方言きつい人たちに鍛えられているので、大分耳は慣れてきて、言っていることは大体わかるようになったので、エラそうに答志弁講座を開きます。

 

今日紹介するのは「ちょっとこれを知らないと何言っているか全然わからないかも?」という単語6つです。

 

他の答志弁講座はこちら→ 第二回 第三回 第四回 第五回 第六回

海辺でドローンを追いかける子どもたち
写真は記事とは一切関係ありません

のう

あんた、という意味です。「のうはどこの子ぉじゃ?」というような感じで使われます。ちなみに「のう」なのか「のお」なのかはわかりません。だって、実際は「の」と聞こえたり「んの」と聞こえたり「のっ」だったりするし、「んーなっ」なんて言い方もあるんです。

 

あがん

あなた、という意味です。そうです。二人称が2種類あるんです。「あがめ」とも言います。崇めるという動詞から来ているようで、その意味の通り目上の人に向けて使う言葉です。島の人同士がしゃべっているのを聞いているときに、どちらかが「あがん」と言ったら、その人の方が年が下なんだな、と分かります。

 

おい

私、という意味です。「おい」「おいら」「おら」などと言います。これは男性でも女性でも変わりません。きれいなおねえさんが「おらな~」と言っているのを聞いてギョッとすることもありますが、これが島のリアルです。

こちらに来たばかりのときに、中学生に「いがちゃんもいつか自分のことオイって言うようになるのかなあ」と言われましたが、まだなりません。いつかなるでしょうか。

 

~げ

~の家、という意味です。「おいげ」と言えば、「私の家」という意味になります。「のげの畑」と言えば「あんたの家の畑」だし、「おらげんとこのばあ」と言えば「うちのおばあさん」という意味になります。「家」を「け」と呼ぶところからきているのでしょうか。

 

なー

なに、という意味です。「なーしんのーか」と言われたら「何しているんですか?」と受け取ってください。マジでいきなり言われると絶対わかりません。きょとんとしていたら横から「標準語で言わんとわからんやん、なにしてますのか?」って言ってくれた人がいましたが、それも標準語ではありません。ちなみに「なっと」とも言いますが、これは割と三重県全体で使われる言葉のようです。

 

はざん

ダメ、いけない、という意味です。「そげなことしてたらはざんぞ」という具合に使います。特に強調するような意味合いは無く、どんな場面でも使われるので、耳にすることの多い言葉です。

 

いかがでしょうか?島に来たら、ぜひ島民同士の会話に耳を傾けてみてください。

 

多分、この記事は役に立ちません、ごめんなさい。

 

他の答志弁講座はこちら→第二回 第三回 第四回 第五回 第六回

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コメント: 7
  • #1

    bobu (木曜日, 20 7月 2017 19:51)

    こんばんは。。答志島OBです。楽しく読ませてもらってます。
    答志弁は難しいですよね。。悪口言われていてもわかりませんよね。。
    和具と答志でも言葉違うんてなあ。。(笑)
    答志島ライフ楽しんでください。。

  • #2

    いがちゃん (木曜日, 20 7月 2017 20:06)

    bobuさんコメントありがとうございます。
    和具と答志ですら違うらしいですが、まだわたしには違いがわかりません。
    いつか和具弁でまくしたてられるようになりたいです。

  • #3

    riko (木曜日, 20 7月 2017 23:00)

    五十嵐ちひろさん
    はじめまして(*^^*)
    いつも楽しく拝見させていただいてます(^^)/

    わたしは
    昨年12月の答志島の島コンに参加させていただき、そこで出会った漁師さんと仲良くさせていただいてます(*^^*)
    その漁師さんの
    鳥羽弁、答志弁を聞いてても分からないこと多いです!笑
    「何の話してたか分かる?」って聞かれて
    「全然分からん」って言ったこともあります。笑
    でも、答志弁で話してるの聞くとこっちもゆった~りした気持ちになります(*^^*)

    これからも答志島のこと
    いろいろ教えてください(^^)/
    楽しみにしています!

  • #4

    鳥FSCいわお(鳥羽市水産研究所) (金曜日, 21 7月 2017 15:07)

    俺がいまだに不思議なのが、「答志」と書いて、ふりがな書いてと言うと「とうし」と。まぁ、あたりまえやわね。で読んでと言うと「とうせ」⁇⁇なんでよ。

  • #5

    いがちゃん (金曜日, 21 7月 2017 16:52)

    rikoさん
    読んでいただきありがとうございます。
    わからないながらも答志弁が耳に心地よい気持ち、わかります。なんでしょう、ちょっとノスタルジックな響きですよね。
    これからも楽しんでいただければ幸いです。

    岩尾博士
    答志の語源が「手節」だとか「遠伏」だとかあるみたいなんで、元々の発音が「とうせ」に近かったのかも。でも「とうせじま」と呼ぶ人がいない不思議・・・。

  • #6

    みっつ (火曜日, 25 7月 2017 00:11)

    こんばんわ!答志島の方言説明かいてくださってありがとうございます(^-^) わたしは答志島に住んでおります!!この他にいろいろ答志弁ございますのでいろいろ教えたいところです(笑)

  • #7

    いがちゃん (火曜日, 25 7月 2017 06:47)

    みっつさん、コメントありがとうございます。
    現在自分でもボキャブラリーノートを作っていますが、答志弁なのか三重弁なのか関西弁なのか判別つかないのが、関東人にとっては難関です。ぜひ見かけたら声をかけてください。