こんにちは、答志島のいがちゃんこと五十嵐ちひろです。答志島に移住してから2年。よく「遊ぶとこ無いやん?」「すること無くてつまらんやろ?」と聞かれますが、実際どうだと思います?確かに島には娯楽施設はありませんよ。昔はあったという映画館もパチンコ店もカラオケボックスも無いし、服や化粧品を買う場所も無いです。だけど、遊んだり時間潰したりするのって、そういうことだけじゃないですよね。むしろ、埼玉にいたらありえなかった遊び方をできるようになりましたよ。
ビーチコーミングを楽しむ
海に囲まれている島には浜がいくつもあります。どの浜に行ってもあるけど埼玉では絶対に見つけられないものがあります。それは、シーグラス!
シーグラスとは、海に捨てられたガラスが、波にもまれて角がとれたものです。ガラスだけど、触っても危なくないし、石ころや砂の中から色のついたガラスを見つけるのが楽しいんです。よく見かける色は、茶色、水色、白、緑です。茶色はきっとビール瓶や栄養ドリンク、水色はお酒とかサイダー、白は元々透明なものの表面がすりガラスみたいになって白く見えているので、ジュースや水、緑はお酒やジュースの容器、そんな風に元々の形が予想できます。シーグラスはきれいだし、探すのも楽しいけれど、元々は誰かが海にゴミを捨てているからできるものなんだと思うと、複雑な気持ちになります。昔と比べるとシーグラスの数が減ったという声も聞きますが、瓶からプラスチックのボトルに変わったのが大きな要因で、海や川へゴミを捨てる人が減ったかというと微妙なところです。
![海と空き瓶](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=624x10000:format=jpg/path/seed8a48793d29d95/image/i61a13898f4d050e5/version/1564128766/%E6%B5%B7%E3%81%A8%E7%A9%BA%E3%81%8D%E7%93%B6.jpg)
さて、そんなシーグラスはどうすれば見つかるか。まずは浜に出てみて下さい。わたしがよくシーグラスを拾いに行くのは自宅から徒歩2分の和具大間です。一番見つけやすいのは波打ち際です。シーグラスは表面が摩耗しているので、乾いていると白っぽく見えるのですが、濡れていると本来の色が出てくるので、石との色の見分けがつきやすくすぐに見つかります。
![波打ち際のシーグラス](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=624x10000:format=jpg/path/seed8a48793d29d95/image/i3a926da926af3c4a/version/1564128790/%E6%B3%A2%E6%89%93%E3%81%A1%E9%9A%9B%E3%81%AE%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9.jpg)
和具大間のようにたくさんシーグラスが落ちている浜なら、乾いた砂の上に腰かけて、手の届く範囲だけ見ていても結構な数のシーグラスが見つかりますよ。無くなったら少しだけ掘るとまた出てくるし。
乾いている所で探すなら、砂地の所よりも小さな石の打ち寄せられている所で探すと良いでしょう。似たような大きさのものが同じラインに打ち寄せられるので、あまり大きな石ばかりの所でもいけません。写真のピンクの所がシーグラスを探すのにオススメなゾーンで、緑の所はあんまり見つからなそうなゾーンです。
ちなみにビーチでシーグラスや貝殻とかそういう海で落ちているきれいなものを探して拾うことを、オシャレに言うとビーチコーミングなんて言うらしいですよ。
色んな浜でビーチコーミングしてみると、浜によって落ちているものが違うことが分かります。例えば和具大間はシーグラスは多いけど、貝殻はあんまり無くて、あっても小指の爪くらいの小さなサイズのものばかりです。一方、白浜海岸だと貝殻がたくさん拾えます。サンシャインピーチはどちらも少なくて、奈佐の浜だと大きなシーグラスがたくさんあるけどゴミがもの凄く多い、などそれぞれ特徴があるんです。潮の流れや地形が関係しているようです。
アクセサリー作りは深い沼のよう
そんなシーグラスですが、ただ見つけて拾って集めるのも楽しいのだけど、たくさん集まるとなんだかそれだけではもったいないような気がしてきてしまいます。やっぱりシーグラスって宝石みたいだし、アクセサリーを作りたくなっちゃう。
それで実際に作ってみるとこんな感じです。
元からきれいなシーグラスだけど、海のモチーフのチャームや、ビーズなどと組み合わせるとかわいいアクセサリーができます。どんなのを作ろうかな、って考えるのも楽しいし、実際に手を動かすのも楽しいし、出来上がったものを売りものみたいに袋に入れてプレゼントするととっても喜ばれます。
ただ、ネックレス、ピアス、ブレスレットなど色んなアクセサリーを作ろうと思うと、結構初期投資が必要になります。パーツやビーズなど、ちょっと試しに作ってみるなら一式百均で揃いますが、こだわり始めたらそうもいかないのです。それぞれ色、形、大きさ揃えたくなるし、シーグラスに穴をあけたいと思ったら穴あけ機も買わなきゃならないし、ああせっかくこのパーツ買ったけどこれを使うにはあれも必要だったわ、やっぱりチャームの種類がもっと無いと似たようなのばっかりになっちゃう、あれも買おうこれも買おう・・・。沼です。アクセサリー作りは沼。
コストをかけずに試してみたかったら、しっかりとデザインを決めて、必要最低限のものだけを買って作るのが良いと思います。もっと簡単に試してみるなら、島の旅社でやっているシーグラスアクセサリー体験がオススメです。
ストラップ、イヤリング、ピアス、ネックレスが作れます。作るの自体はとっても簡単で、パーツを選ぶのが一番時間がかかるので、決断力のある人なら30分とかからずにできてしまうと思います。
また、作るのはあんまりしたくないな、という場合にはもう出来上がっているものを販売もしているので、お土産にいかがでしょう?島の旅社の事務所(答志コミュニティアリーナ)にも置いてありますし、各旅館でも販売していますよ。
海藻のハーバリウム・アルガリウム作り
シーグラスでのアクセサリー作り以外にも、島ならではの楽しみがあります。わたしが去年から始めて楽しんでいるのは、海藻を使ったハーバリウム名付けてアルガリウムです。(海藻が英語でアルガなので)ハーバリウムはドライフラワーやプリザーブドフラワーを使うのでかなりコストがかかるのですが、海藻はシーグラス同様浜で拾ってくるだけなのでお金はあんまりかかりません。乾燥させた海藻を使うので、海の中を再現、とまではいきませんが、海藻って色も形も様々で奥が深いし、オイルを入れた瞬間に色が鮮やかに変化するのが面白いんですよ。
![海岸近くに生える海藻](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=624x10000:format=jpg/path/seed8a48793d29d95/image/ibd6e12db3631ec23/version/1564456634/%E6%B5%B7%E5%B2%B8%E8%BF%91%E3%81%8F%E3%81%AB%E7%94%9F%E3%81%88%E3%82%8B%E6%B5%B7%E8%97%BB.jpg)
ロックバランシング精神統一
また、浜に落ちている石を使ってまるっきりのタダで楽しめちゃうのがロックバランシングです。これは今年になってから始めたことなんですが、無心になれていいんですよ。石がしっかり立つツボみたいなのがあって、ピタッと止まるとスッキリします。瞑想に近い効果がありそうです。
![ロックバランシング作品](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=624x10000:format=jpg/path/seed8a48793d29d95/image/i6a2beb4d993beeac/version/1564458066/%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%90%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0%E4%BD%9C%E5%93%81.jpg)
![ロックバランシング作品](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=624x10000:format=jpg/path/seed8a48793d29d95/image/i5c0f6c8a5539ea06/version/1564458073/%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%90%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0%E4%BD%9C%E5%93%81.jpg)
こんな感じでなんだかんだ楽しめちゃうのが島ぐらしです。貧乏くさい?逆に贅沢?どう感じるかは人それぞれだけど、わたしにとっては没頭できる趣味です。
【お知らせ】
今年もwideloop in 答志島 beach party が開催されます!!
2019年8月24日(土)13時開場 14時スタート
ダンスあり、ライブあり、普段島では見られないようなお店の出店あり。ビーチで一晩中音楽を流し続けます。2年前の様子はこちら。
※上記イベントは終了しました。来年の開催をお楽しみに!!
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