こんにちは。チャーミーなる台風がすぐそこまで迫っているのを風の音でビンビンに感じている、いがちゃんこと五十嵐ちひろです。答志島からお送りします。
埼玉に住んでいたときは、台風って来る直前になるまであまり進路も気にならなかったし、そもそも三重県より上陸する数も少なかったように思います。ですが、ここでは、もう発生するかどうかって時点ですぐに話題になるので、台風情報に強くなった。しかも漁師さんたちは、風向きや進路が台風前後の仕事に直に影響を与えてくるので、本当に細かくよく知っているんですよね。
島の台風対策
本来なら日曜日は漁に出る漁師さんたちも、今日は当然お休み。当たり前ですね、こんな風雨の中海に出たら死んじゃう。土曜日はお休みと決まっているので、金曜の漁から帰って来た時点で、漁船をもやっていました。もやうっていうのは、船と船をつなぎ合わせること。もやった船は岸と岸の間に張ったロープに繋がれます。これが漁師町の台風対策です。
更に、多くの家では雨戸を閉めたりシャッターをおろしたりして、物が飛んでくるのに供えます。木の板を打ちつけてある所もあります。
それから、答志島は台風=停電って言うくらい、すぐに停電するので、風雨が強くなる前にご飯を多めに炊いておいたり、お風呂にお湯をはっておいたり、スマホの充電をしておいたり、と停電に供えます。

後は、とにかく家に籠って去るのを待つだけ。
こういうときは仕事行っちゃだめ
わたしは、今回の台風が来たのが週末で本当に良かった、と思っています。もちろんこの台風のせいで様々なイベントが中止や延期になってしまった話を聞いて、それは残念だけど、想像してみてください。もし、これが平日だったら?
朝の時点では都市部の公共交通機関は平常運行していましたね。都会の人たちは、なぜかそういうときは、出社してしまうらしい。退社時間に天気が悪く、電車も止まるであろうことがほぼ確定していても。もう、バカなの?「ブラック企業なんでww」とか言い訳するけどさ、自分の身は自分で守れよいい大人が!!死にたいのか!?
今回の台風は、59年前に死者・行方不明者を5,098人出した伊勢湾台風に匹敵する勢力だと言われています。人が死んでもおかしくないのです。台風が来たら、漁師さんや、島ぐらしするわたしたちを見習って、おとなしく家でできることをしましょう。
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