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044 島のかあちゃんと街歩き、島の旅社 Shima-no-Tabi-sha, Walking with the local mother

こんにちは、答志島の五十嵐ちひろです。埼玉からここ答志島に移住して約9ヶ月。何人かの友人や家族が遊びに来てくれて、その度にわたしは島内の案内をしました。普段からブログで紹介するために、色んな人に話を聞いたり、調べたりして島の風習なんかについて知識を蓄えていますが、それ以上にわたしが島内の案内ができるようになったのは、ある団体のおかげです。

八幡橋上で何かを指さす五十嵐。

その団体とは島の旅社です。島の旅社は、鳥羽の離島での旅をより楽しんでもらうために作られた団体で、そのメンバーはみんな鳥羽の離島に住む女性たち。島の旅社のサイトでは「かあちゃんたち」と表現されています。離島ならではの体験メニューを色々と用意して、旅行者の人たちに利用してもらっています。「社」とついていますが、会社ではなく任意団体です。答志島に事務所があり、活動の多くは答志島で行われています。

 

島出身の人もいますが、多くは他所から嫁いで島に来た人たち。だけどみんな島が大好きで、旅行者の方たちにも島の魅力を知ってもらいたい、と日々活動しています。ちなみに、下の動画の43秒くらいのところで映っているのが、島の旅社のスタッフのかあちゃんたちです。

動画についての詳細はこちらの記事答志島の女性たち~その1~

さて、そんな島の旅社で体験できるメニューの中に、路地裏散策があります。答志島の狭い路地を歩いていると、島の文化がわかるようなものが目に入ってきたり、昔の風習を語るうえで欠かせない場所があったり、説明してもらわないとなんなのか分からないものがあったりします。それらの一つ一つをかあちゃんたちが説明し、時々は写真を見せながら案内するのが島の旅社の路地裏散策。この路地裏散策に何度かついて行かせてもらったおかげで、答志地区内の案内はある程度できるようになりました。

この丸に八ってなんなの?という疑問には来月ブログでお答えできる予定。
この丸に八ってなんなの?という疑問には来月ブログでお答えできる予定。

答志の路地裏って、ただ見ているだけでもなんだかわくわくするような、ちょっと懐かしいような、雰囲気のある感じなのですが、それでも誰かに説明してもらうのとそうでないのとでは、全く印象が違うと思います。実際、わたしが案内した人たちのほとんどには「説明してもらわないと分からないことだらけ」というコメントをもらいました。

答志の路地を見てみたかったら、こちらの記事Googleストリートビューで旅する答志島

 

 

答志島にお越しの際は、よりディープに島の旅を楽しむために、ぜひ島の旅社の路地裏散策を試してみてください!ちなみに、路地裏散策の後に海女小屋体験をつけるメニューもあります。海女小屋体験では、昔の海女小屋を再現した手作りの小屋の中で、現役の海女さんが島で獲れた魚や貝を目の前で焼いてくれます。海女のことや島の方言などの話を聞きながら、海の幸を満喫できますよ。

また、わたしのオススメは夏の「浮島自然水族館」です。桃取の海に浮かぶ無人島浮島(うきしま)に舟で渡り、磯観察を行います。普段は海の中にあるけれど、大潮の干潮時に現れる岩場で海の生物を観察をするアクティビティです。ヒトデやヤドカリ、ウミウシなどを見つけることができます。舟に乗ったり、普段見たり触ったりできない生き物と触れ合えたりと、小学生くらいのお子さんにうってつけの体験メニューです。今年の開催日程はまだ未定ですが、6月頃~8月下旬のうち10回程度開催する予定です。ぜひチェックしてみてくださいね。

潮だまりにいろんな生物がいるよ!
潮だまりにいろんな生物がいるよ!

島の旅社で活躍するかあちゃんたちは、みんな兼業で働いています。わかめや海苔の養殖をやっていたり、漁師の妻だったり、バイトをかけもちしていたり、と結構忙しい中時間のやりくりをして島の旅社のスタッフとして働いています。その為急なお客さんには対応できません。体験メニューはすべて予約制なので、電話かメールで必ず予約をしてから利用してくださいね。わたしもしばしばお手伝いに行っているので、どこかでお会いするかも知れません。

 

島の旅社サイト